2003/11/16 05:28 【カテゴリ:心理学実験プログラム】 (Posted by 一色政彦)
RSVP Experiment とは・・・
『RSVP Experiment』は、Windows OS(NTを除く)で動く、独自の「RSVP スクリプト」エンジン付きの心理学実験用のプログラムです。RSVP(rapid serial visual presentation:高速系列視覚提示)とは、「刺激(視覚的な対象)を同一位置に連続して高速提示し、被験者(実験を受けている人)の反応(正誤判定や反応時間など)を記録する」実験パラダイムのことです。
私(Masahiko Isshiki)がRSVP Experiment を開発したのは、“Windows 上で動作する”、RSVP 実験ツールを作るためです。というのは、2000年当時はまだ、Machintosh 上で動作するRSVP実験ツールしかなかったのです。
■ Mac用 RSVP実験ツール(『RSVP Experimental Control Software for MacOS』)
このMac用のRSVPツールは、MIT(Massachusetts Institute of Technology:マサチューセッツ工科大学)のハッカーたちが作った「ECL(Experimental Control Language:実験制御言語)仕様」を拡張した、独自の言語仕様を使っていました。そこで、私(Masahiko Isshiki)はさらに、その言語仕様を拡張して、「RSVP スクリプト」という新たな言語仕様を作り、本ソフトウェアにそのスクリプト言語のエンジンを搭載したのです。(※言語仕様はかなり貧弱です。)
本ソフトウェアは、Windows の DirectX 機能を用いた高精度の(1ミリ秒単位で計測、画面のリフレッシュレートの単位で画面更新できる)ソフトウェアです。DirectX によるグラフィック・カードのハードウェア機能を利用した画面表示だけでなく、RGBエミュレーションというソフトウェア機能を使った画面表示もサポートしています。また、時間の計測技術では、ミリ秒(1000分の1秒)よりも細かく時間計測ができる「高分解能パフォーマンスカウンタ(high-resolution performance counter)」を利用しています。このように、本ソフトウェアは、Windows で実現できる最高レベルの技術を使用しています。
本ソフトウェアは誰でもフリーで利用できます。ご自由にダウンロードしてお使いください。(ダウンロードは、こちらから。)ただし、ご質問やご要望にはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。(学生で、どうしても、このソフトで実験したいということであれば、スクリプトの書き方に関しては応じます。その際には、メールをください。)
2003/11/16 05:31 【カテゴリ:心理学実験プログラム】 (Posted by 一色政彦)
「RSVP Experiment」の画面
●被験者設定の画面
ここで入力した被験者情報は、生成される実験結果のファイルに記録されます。

●心理学実験の画面(1)
RSVPスクリプトを記述することで、独自のメッセージを表示できます。
(以下の例では、実験の手続きについて説明したテキストを表示しています。)

●心理学実験の画面(2)
画像(BMP)や映像(AVI)を表示して、被験者が反応する(キーを押す)までの時間を計測。
どのキーやマウスで反応を見るかということについてもRSVPスクリプトによって制御できます。

●デバイス変更の画面
グラフィックカードが DirectX 対応ではない場合、ハードウェア機能ではなく、RGBエミュレーションによるソフトウェア機能を利用した画面表示も可能です。








